三人乗り自転車 合法化

三人乗り自転車が合法化されたのはなぜ?

自転車の二人乗りや三人乗りなど、複数の人数で自転車に乗ることは、
通常、道路交通法で禁止されています。

 

ですが、2009年の道路交通法の改正によって、
現在は定められた特別な場合であれば
二人乗りや三人乗りが許可されています。

 

三人乗りができる条件は、
幼児二人同乗用自転車の幼児用座席に、
6歳未満の者二人を乗車させている場合や、
同じく6歳未満の者一人を乗車させ、かつ、
4歳未満の者をひも等で確実に背負っている場合に限られます。

 

この法律が改正されたのも、子供を2人、3人と子育て中の母親にとって、
自転車に子供を乗せて買い物に行くしかないという
現実的な問題があったからです。

 

子育て中の母親にとって、買い物のために幼児2人だけで
留守番させておくことはできませんし、
父親が自家用車で通勤してしまって移動手段がないといった場合もあります。

 

母親に免許や車がない場合は、
育児中に免許を取りに行くことは難しいですし、
経済的にも車の購入が難しいかもしれません。

 

こうした背景から、違法とは知りながらも自転車の三人乗りをせざるを得ず、
警察側も強く取り締まれないという状況が続いていました。

 

実際、三人乗り自転車による事故も多かったため、
警察も取り締まりを強化しようとしたのですが、
子育て中の母親たちからの反対にあったため難しかったようです。

 

少子化が叫ばれている中で、
貴重な移動手段である自転車の三人乗りをやめろというのは、
非現実的であるというのがその理由です。

 

その結果、解決策として打ち出された法案で、
幼児2人同乗適合車による、三人乗り自転車が法律的にも認められました。

 

三人乗りが必要ならば、安全に三人乗りができるような安全基準を作り、
その基準に適合した自転車に乗ることで事故を減らそうという取り組みです。

 

三人乗り自転車が合法化されたことで、
母親たちも安心して安全に自転車に乗ることが出来るようになりましたが、
三人乗り自転車で移動しなければならない母親たちの現状こそが、
根本的に解決が必要な問題ではないでしょうか。